窓を選択するときはデザインだけにこだわってはいけません。最も重要なのは見栄えではなく、防熱の性能です。近年夏の気温は上昇する傾向があり、それによって電気代が著しく高くなっています。冬も同様で暖房に電気を消費するため、年間の電気代は高くなってきました。
さらに、各電力会社もインフレで電気料金を上げることが多いです。そこでポイントになるのは、できるだけ外部からら熱の侵入を防ぐことです。熱が最も入ってくるのは窓なので、防熱を重点的に行えば必然的に目的を果たしやすくなります。そう言われるとガラスばかり気にする人が多いで。
たしかに熱の伝導率は高いですが、二重構成にすると抑制できるようになります。それよりも問題なのは枠に使われているアルミです。窓の防熱を考えるうえで、アルミの存在が大きなネックとなっています。そもそもアルミはサッシに適してないことを覚えておきましょう。
ほとんどの製品に使われているのではないか、と反論する人もいるかもしれません。これは最適だから採用されているというわけではありません。省エネなどを考えてない時代に、アルミをできるだけ多く消費したいという要望があったからです。諸外国ではアルミは使われておらず、それどころか使用することを虐待と表現する場合もあります。
ペットの部屋にさえ使わないのに、日本では人間がくつろぐリビングにも使われているのです。よって、省エネを実現して行くならまずサッシにアルミを使わないことが重要になります。