窓は防寒と同様に防熱も重要で、夏場は特にいかに直射日光を遮ることができるか、室内に熱を伝えないかが快適性に影響します。窓の防熱対策のポイントとしては、断熱性能を上げることが最も重要で、ガラスとサッシの性能が改善できれば快適性もアップすると考えられます。ただ交換には大掛かりな工事が必要ですし、高性能な製品を選べばコストがアップしますから、窓を防熱性の高いものにするのにはハードルが高いといえます。DIYレベルでできる対策があるとしたら、断熱層を内側に設けて熱を伝わりにくくする方法が挙げられます。
壁用の断熱材を貼るだけでも違いますし、断熱材は思いの外価格がリーズナブルなので、DIYとしてはかなり手頃です。窓の防熱対策は見た目も考慮すると手間やコストが掛かりますが、見た目が妥協できるなら安く済ませられます。ポリカーボネート製の板は透明度が高く、それでいて紫外線にも耐えられますから、簡易的な窓の代わりとして活用できます。実際に防寒や防熱に用いている家庭は少なくないですし、カットなどの加工がしやすいことからDIY界隈でも人気です。
地域によっては街のホームセンターで必要な資材が揃いますから、車の手配さえできれば買い出しに出てすぐにでも作業が始められます。必要な工具もそれほど多くはありませんし、専門性の高い特殊な工具は不要なので、DIYの難易度としては低いです。アングル材をレールに見立てて活用すれば開閉機能を設けられるので、見た目も機能も損ねることなく断熱性能のアップを図ることができます。